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水野学『グッドデザインカンパニーの仕事―1998‐2008』

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こんにちはYです。
good design companyの水野学さんの著書『グッドデザインカンパニーの仕事―1998‐2008』を拝読しました。

水野学さんは2003年にJAGDA新人賞を受賞されてから、今も第一線で活躍するトップデザイナーです。
代表作はdocomo iDのロゴ、農林水産省のロゴ、くまモン、中川政七商店のブランディング、ラーメンズの公演ポスターなどなど。

水野さんがデザイン会社のDRAFTに入社する話、そこからすぐに独立してgood design companyを立ち上げ、
携わった仕事を紹介しながら、コンセプトやラフを相当な数作る苦労の軌跡を紹介しています。

その中で、私が好きなエピソードは、名刺を縦型と横型どちらにするかの話。
大人しい女性の名刺をデザインするにあたり、もっと相手に近づいて欲しいからという理由で、横型の名刺にしたそうです。
横型の名刺の方が、相手に渡すときの距離が近くなりますよね。
水野さんの微細な感覚が分かる、とても素敵なエピソードです。

また、水野さんは奥様もプロデューサーとしてgood design companyに関わっています。
そのあたりは、佐藤可士和さんや佐野研二郎さんらと共通していて、
夫を支える奥様の力があってこその成功だなというのを感じさせます。


この本ではそういったクリエイティブにまつわる話が中心で、
どうやってその仕事を取ってきたのか、独立してからの営業やお金の話などの、
クリエイティブ以外の苦労は何も書いてありません。

フリーランスなどで独立した経験がある人なら分かると思うのですが
営業しなくては仕事が始まらないので、そのあたりが一番知りたいところではないでしょうか。
あまりにも都合良く仕事が入ってきていて、そこが不自然というか。
どうやって営業したんだろうというのは不明でした。

なので、水野さんの他の著書も読んでみて、そこで補完できたらと期待しています。
Yでした。

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