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秋葉原の"萌え"絵画

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こんにちは、デザイン部のYです。

先日、秋葉原の某ビルでお昼を食べて帰ろうとしたら、
間違えて上の階に行くエレベーターに乗ってしまった時のこと。

次の階で降りると、
そこには"萌え"美少女のポスターやグッズが売られている『軸中心派』というお店でした。
一瞬戸惑いましたが、ものは試しと中を覗いてみることにしました。


1.現代の美人画?
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『軸中心派』では、"絵師"と呼ばれる人たちのイラスト(萌え絵)を使ったグッズやポスターが販売されています。
鬼滅の刃とかワンピースなどの、いわゆる人気アニメのキャラクターグッズなどは一切ありません。

共通しているのは、美少女を主題に描かれたイラストという感じで、
それがポスターやマグカップや時計などのグッズとして販売されています。

これも現代の美人画の一つなのかなと思いますが、
アニメとゲームの文脈から出てきた美少女たちが、
今や身の回りのありとあらゆるものにプリントされるようになったり、
アートにまでなっているところが新しいですね。

2.展示即売会
話は戻りますが、『軸中心派』ではちょうど展示会をやっている様子でした。

中に入ろうとすると「こちらは展示即売会になります」と受付の女性に説明をされ、
強制的にアンケートを取らされることになります。

「展示即売会」という響きに、少し違和感がありましたが、
中に入ると、平均して30万円前後の萌え絵がずらっと壁面に飾られており、
部屋の中央には20脚くらいのパイプ椅子とイーゼルが並べられていました。

そして、気になった絵をイーゼルに立てかけ、腕組みをしながら、
絵の中の美少女と向き合っている男性が何人もいました。

作品自体はシルクスクリーンなのですが、ほぼ全ての作品にラメが使われていて、キラキラと光っています。
勉強不足の私にはよく分からないのですが、流行りなのでしょうか......。
てぃんくるさん、カントクさん、深崎暮人さんなどは有名な絵師の方だそうです。

3.軸中心派について
あとで『軸中心派』のことを調べてみると、クリスチャン・ラッセンなどの絵画を売っている会社と同じ運営元でした。
絵画ビジネスがこんなところにも......と驚きました。
一周回って、ラッセン面白いよね、そろそろラッセンについて論じる人いても良いよねということで、
2014年に日本で初となる本格的なラッセン論、『ラッセンとは何だったのか?』というのが出版されていますが、萌え絵もまた、美人画の派生ものとして、論じても良い時期ではないかと思います。

運営元の歴史を辿ると、90年代から天野喜孝さんやベルサイユの薔薇の池田理代子さんの作品を扱うなど、昔からイラストを版画化する流れはあったようです。
展示即売会という手法は気になりますが、扱っている作品は現代の萌え文化をよく表しているので、
興味がある人は観に行ってみてはいかがでしょう。

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