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寄藤文平『デザインの仕事』

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こんにちはYです。

最近、寄藤文平さんの著書『デザインの仕事』を読みました。
寄藤さんはフリーマガジン『R25』のイラストや、JTの『大人たばこ養成講座』広告デザイン、東京メトロの『○○でやろう。』シリーズなど、
分かりやすく親しみやすいイラストでお馴染みのグラフィックデザイナーです。

本の中では、デザインという「好きな仕事で食べていく」ための、
寄藤さんの方法論というよりは、実体験が切実に語られていました。

仕事の大前提として、お金を稼いで食べていくこと。
何度も理不尽な壁を目の当たりにしながら、腐らずにやっていくこと。
その上で、もっと良いものを作るためにはどうすればいいか、
「個性」でも「手法」でも何でも、手持ちのものを全部さらして、お金に変えていくしかないこと。

そういうことが格好をつけない語り口で書いてあるので、
寄藤さんの人柄と相まって、とても好感が持てる一冊でした。

中でも、ブックデザインについて印象的だった言葉があります。
「いい本」と「売れる本」の両方を兼ね備えられるデザインとは何かについて、
それは「タイトルをでかくする」に尽きるそうです。
売れる本は、タイトルがでかいんですね。

また、「極論を言えば、タイトルさえもらえれば表紙のデザインはできるけど、僕の場合、それが "どうありたい" 本かを知ることが重要。だからきちんと原稿を読むことが必須なんです。」とも書いてありました。
ブックデザイン好きの人にとっては、非常に面白い内容だと思います。

デザイナーの著書は数多くありますが、寄藤さんほどポンポンと新書を出せる人も珍しいです。
私も、自分の仕事を見つめなおすのに役立ったり、引き出しが増えたので、すっかり寄藤さんファンになってしまいました。

読書の秋にオススメの一冊。Yでした。

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