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自然色

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こんにちは。デザインチームのIです。
今回ブログを担当させていただくにあたり、「自然が纏う色」について書かせていただこうと思います。

こちらは先日の夜、友達と代々木公園のベンチに座っていたとき、ふと顔を上げたら目に入った景色がとてもグラフィカルだったので写真に収めたものです。

代々木公園

この写真はモノトーンですが、浮かび上がっているシルエットが「草」「枝」「木」といったものであるということが伺えます。
そのため、「この黒い部分をRED・GREEN・ BLUEのペンの中から一本選んで想像で着彩してください」と言われた人たちは、
全員迷うことなくGREENを選ぶと思います。ものに対する印象色の中でも特に、自然に対しては、この多種多様な人類にしては振り幅がそんなに無い気がします。

そんな自然が持つ色に対して、考える機会が最近ありました。

WHOAREWE展

国立科学博物館で行われていた企画展へ行ったときの備忘録を残します。

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学
 私たちは、誰なのか」

この展示のテーマは「観察の眼、発見の芽」。
"声なき標本たち"の姿を通して、見つめる眼(観察)と見つける眼(発見)を育み、他の動物との意外な共通点、私たちの日常とのつながりなど、標本にまつわる学びや問いを発見することができる展覧会です。(本展監修:川田伸一郎 / 国立科学博物館 動物研究部 研究主幹・農学博士)
(引用:公式ホームページより)

世界屈指の標本が展示されているなか、私が最も印象に残ったのは、自然が纏う「色」「模様」のコーナーでした。
なぜシマウマは縞模様なのだろう、なぜ貝殻は7色に光るのだろう、そこには何の【意味】があるのか。
地球上で生きていれば、一度はそういった疑問を持ったことも珍しくないと思います。
それらの疑問の答えはこの展示でもわかりませんでしたが、その「色」「模様」になっている【構造】はすでに明らかになっているらしいです。

展示内容1展示内容2展示内容3

実は私はこういった自然から発生するものを昔から好むので、植物園や鍾乳洞へ足を運んだり、近所を散歩して石壁を覆う苔を眺めたり、地元田舎に帰ったときはフラッと山に入ることがあります。
補色もトンマナも存在しない、デザイナーに設計された訳でもない自然界の中で、目に入ってくるものが次々にとても心惹かれることって結構すごいことだなと思うからです。

豊かな自然が持つ色は緑だけじゃないということを発見するたびに、自分の視界が豊かになっていく気がします。

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