最近の電車広告のはなし
Creative Member DESIGNチーム
こんにちは。
デザインチームのFです。
いきなりですが、私は普段電車通勤をしています。
車内では、勉強になるのでよく広告を眺めたりするのですが
最近ふと気づいたこともあるので、今回は電車の車内広告について話してみようと思います。
まず簡単にですが、電車(車内)広告についてまとめてみました。
・交通広告の1種である
(交通広告とは・・・電車・地下鉄・バス・新幹線・飛行機・タクシーなどにおいて、乗り物や駅構内に掲出できる看板やポスター、ステッカーなどの広告の総称。)
・車内広告の種類
電車内の中吊り広告・ドア横・ドア上・まど上などのポスター広告、窓ガラスや出入り口ドアにあるステッカー広告、デジタルサイネージ(映像広告)など。
・特徴
公共交通機関であり、生活に密着した交通広告は、他の屋外広告に比べても強制視認効果に優れ、マスメディアに近い性質を持つ。
確かに、電車は毎日多くの人が利用していて
通勤・通学時は路線によっては乗車率200%とも言われています。
中には女性専用車限定の広告などもあり、ターゲットを絞って掲載することもできるようです。
ここまで聞くと車内広告の効果って結構あるんじゃないかと思ったりもするのですが、
みなさんご存知の通り、最近はほとんどの方が見ていません。
多くの方が電車ではスマホを触って下を向いてしまっているからです。
年々、車内広告は減ってきていますし
特に昔はよく見た中吊り広告はほとんど無いか、たまに掲載があるかな。。といった肌感です。
そんな中、意外と目を止めている人が多い気がするのが
ドア上などにある「デジタルサイネージ(映像広告)」です。
例によって、私は結構見ているのですが
ふと周りを見ると、インフォメーションの液晶の隣にあるからか
動画広告を目で追っている方(特にサラリーマンの男性が多いような。。。)がちらほらいます。
位置的にもそうですが、少し顔を上げると
音は出ていないはずなのに動いているものは結構目に入ってくるのです。
見ると、ニュース配信サービスや女性向けコスメコンテンツ、沿線不動産情報から地元のエアコンクリーニング業者まで様々な広告が流れています。
テレビ等だと、番組によって視聴者層が分かれているため、意外と流れる広告には統一性があるので
電車という幅広い層が利用するものの特徴がよく出ていて面白いです。
さらに広告によっては、デザイナーが作ったのではないであろう
自社で制作したような動画広告も流れています。
これは媒体がデジタルサイネージになることで、データ1つで配信できるため
紙代やインク代・郵送代などの余分なコストを削減でき、工程がシンプルになり
制作会社を挟まずとも出稿できるようになったからだろうと思います。
(本音を言えば、勉強になるのでプロが作っているものが見たいですが。。)
印刷物の需要が減り、デジタル化がどんどん進んでいますが
電車広告も例外ではありませんでした。
むしろ、CMなどと違い全員が見るものでは無いけれど
電車内でぼーっとしている時に無意識に目に入るサイネージ広告は結構効果的だと思います。
意外と面白いので、みなさんスマホを見疲れた際はぜひ見てみてください。